前の仕事を辞めたわけ

前の仕事を辞めた理由、まあいろいろあるのですが。
とりあえず、一番大きいのは、メンタル的にプレッシャーがキツくて仕事いけなくなった、というのがあるのですが、そこに至るまでにいろいろあったわけで。

まず、あたしが契約社員として入社した半月後に、同じく障碍者雇用で入社した契約社員がいたわけですね。
年齢は私よりずっと下。彼は視覚障碍者で、マッサージの資格を持っています。
で、彼の仕事は社員の福利厚生というか、マッサージを希望する人に施術して、あとは健康だよりみたいなエッセイをイントラに載せるとか、そういう感じなわけです。マッサージは、多くても週に5人くらい、それ以外の時間は、個室で一人で音楽きいたりしてるわけですよ。

かたやあたしは、人事関係の事務の細かいこと、たとえば異動通知を出したりとか、組織図を改訂したりとか、ウェブで勤怠報告をするシステムの入力もれチェックとか、健康診断の請求書を処理して健保組合に補助金を申請したりとか、会社補助の英会話学校とか通信教育とかの、申し込み手続きのとりまとめとか補助金の申請を処理したりとか、住所変更や扶養家族の変更、通勤費の変更などの届けの処理、そのほかに、人事データベースの管理運用とか(というか古いバージョンのファイルメーカー使ってたからそれを新しいバージョンにするついでにデータベースを見直して設計したりとか)とかやってたわけです。そのほかにも、単発でポスター作ったりとか、税務署に提出する資料作ったりとか。

で、あたしの時給は、前述の彼の7割位なんですよ。ありえないでしょ?

安い給料でなんでもやれる(辞めるころにはエクセルにもパワポにも部署内で一番詳しくなっていたし)、というわけで便利につかわれていた上に、業務フローの洗い出しと改善提案なんてものまで私にまわってきたんですよ。

これって、時給1360円くらい、賞与退職金なし、でやっていい仕事じゃないでしょ。

直属の上司であるところのマネージャーは、「○○さんも、ただ給料のために与えられた仕事をこなすだけじゃつまらないでしょ?うちの会社はフラットだから、契約社員だからとかそういう区別はなしに、どんどん仕事まかせたいと思うんだ」とか言っていたわけですが、いや正直、そんな給料もらってませんから。まかされるのならば給料出すとか身分保障(正社員とかね)するとか、そういうのなしに、仕事だけ増やされて責任だけ重くなるとか、ありえないでしょう。

たぶん仕事やめたくなった最大の理由は、そこらへん。あたしの仕事をあたしのレベルでやる人を雇おうと思ったら、たぶん時給倍くらい出さないと無理だと思う(という程度には仕事できると自負してる)。安い時給でも一生懸命やったら認められる(時給上がるとか正社員登用とか)かと思ってやってきたけど、全然そんな気配もない(業界的に日本支社はいつなくなってもおかしくない状況だし)。

まあ、その昔時給800円でDTPにリライトに校正にカバーデザインにチラシ作製にサイト管理までやってたのと比べるとまだマシなのかもしれないけど(その時はかれこれ5年くらい1円も時給があがらなかった)、あのときは週3回で自分の好きな時だけ仕事してるような感じだったからプレッシャーみたいなのはなかったのよね。
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# by quix-que | 2013-09-26 12:31 | 雑BOX

電力不足に関して、今思うことなど。

ここに書くことは基本的には素人の戯言ですから突っ込みどころは多々あるでしょうがご容赦ください。

バブルの頃って私の印象ではものすごくエネルギーとか無駄遣いというか、大量に消費することが正義!みたいな時代だったと思っていたし、その後の20年くらいで省エネ技術もすごく進んだし、デフレで消費は低迷していて社会全体が活気がない、というのが一般的な常識みたいなものだから、

*バブル時代=現状の発電量から原発依存の30%を除いた発電量でまかなえていた時代

というのは、相当びっくりする話だったわけです。厳密な分析は不明だけどとりあえず数字としてはそれらしいものが出てるみたいです。

まあ、これ以前にも、「そもそもオール電化とかやってなけば計画停電なんか必要なかったんじゃないの?」とか、「そもそも計画停電自体が、『原発ないとこんなに困りますよ』的なおどし」だという声もちらほらと聞こえてはいたのではありますが(←さすがに、営利事業がそれをやりはしないだろう、と思うけど)。

まあとにかく、今の「電力不足」は、電力会社自体が「電力をより沢山使わせようと消費者に働きかけた結果」であることは言えるような気がする。必要に迫られて電気需要が増えた、というよりは、営業的に需要が作り出されている、というような。

(ちなみに、「毎食後に歯を磨きましょう」なんていうのも、一説によるとハミガキ会社が需要を増やすための営業的なアレだった、とかいうのをここで連想したりしなかったり。私が子どものころは「夜のハミガキキャンペーン」とかいって、「朝だけでなく夜も磨きましょう」だった(つまり、朝しか磨かない人がほとんどだった)のが、いまやオフィスでもランチの後はハミガキする人がかなりいるし、それ用のコンパクトな電動ハブラシなんてのもできているわけで)

まあ、で、この「需要を作り出す」がなぜ必要だったのか、というと、まあもちろん電力会社も営利事業ですから利益が沢山上がったほうがよいのと、一方でインフラだから勝手に値上げとかもできない、とかいう事情を勘案すれば「販売量を増やす」が一番手っ取り早い、ということなのだろうけれど。
(たとえば、オール電化については「ガス会社の利益を横取りするもの」的なことは言われてますね。で、ガス会社の側も妻夫木にCMさせたりして抵抗してるわけですが)

さらにそれをつきつめると、原発は出力調整が難しい、電気はためておけない、っていうのがあると思うわけです。ピーク時の電力供給にあわせて発電をしていたら、ピーク以外のときは電気があまるわけで、この余りを減らすことは経営効率を上げることに直結しているわけで、なのでオール電化だのなんだのってやったのだろう、ということは想像ができるわけなのですが。

(ちなみに、最近話題の揚水発電ですが、それはこの「ピーク時にあわせて発電しているためにあまってしまう電力を、効率は悪いけど取っておくための方法」なわけです。東京電力は御巣鷹山の下のへんに、完成したら世界最大級となる揚水発電所を持ってます)

つまり、そうまでして電力需要というのは「作り出されてきた」わけですよ。そしてそのわざわざ作り出された部分がなければ、そもそもいまある原発がないものと考えた場合の電力供給量でまかなえたのではないか、という。

こういうのが後知恵的にしか出せないことについては非常に忸怩たる思いなのですが
(しかし、「石油の枯渇」「資源を大切に」などといいつつ、なんで明らかに電力需要を増やすことになる「オール電化」なるものを推進しているのか、について疑問を感じて来なかったわけではありません、と一応言っておく)

とにかく、現実の「電力供給量不足」とは、実は電力会社自体が必要以上の部分までをも「必要不可欠」であることにしてしまったことによるツケ」である可能性が大だと思うわけです。で、そのツケを、「アンタだって便利に電気使っていただろ?今の生活レベル落とせるの?」的に、あるいは「停電したら人が死ぬよ?自宅で人工呼吸器使ってる人やたん吸引してる人が信者ってもいいの?」的に言ってしまうことに、ものすごく抵抗感じるんですよ。
(ここらへんについては、私よりもちゃんと説明できる人が沢山いるので、深入りしないけど)

(ちなみに、数年前にガステーブルを取り替えたのですが、その時にIHにすることを考えなくもなかったです、実は。まだ当時は母も存命だったし、事故とか考えると電気のほうが安心かもしれないとは思った。ただ、母の認知症はかなり進んでいたので、自分で料理をすることはもうないだろう、というのがひとつと、鍋を買い換えるのがめんどくさいというのと、最大の理由は「停電の時にお湯も沸かせないのはダメだよ」ということで、ガステーブルにしたのでした)

4月ごろからダラダラとおもいつきで書き足していったのでまとまりありませんが、いつまでもほっておくのもなんなので、ここらへんでとりあえず公開にします。まあ、また思いついたら書くということで。

--*

追記。「省エネルギー・省電力でない、電気を湯水のように使うライフスタイル」というのが、実は電力会社主導で作り出されてきた、ということを考えれば、それによって利益を得てきたところが電力不足についてはまず第一義的に責任がある、と思う。ちなみに化石燃料の枯渇だのCO2排出だのの点でいえば、確かに火力発電はそれらに対してマイナスに働くかもしれないけど、化石燃料全体の消費量とかCO2全体の排出量とかに占める火力発電の占める割合というものも勘案すべき。
なんかこのところの反反原発の人たちの「火力発電にしたら石油がーCO2がー」っていうのは、まるで石油が発電にしか使われてなくてCO2は火力発電所しか出してないみたいな言い草なので、そこらへんも実はひっかかってるところだったり。

さらに追記。「電力を使ってきた責任」は、電力会社の言い値で電気料金を払っていることで果たしている、と考えることも可能、というか、発電方法の選択やさらには電力会社の選択の自由が全くない状況では、それ以外のところにまで利用者の責任を拡張させるのは、いくらなんでも無理筋だろう、と思う。

さらに蛇足のような追記。今の発電のしくみというのが、ほぼ「なんらかの熱源を利用して水を熱し、その蒸気圧によって発電機を稼働させる」というものである以上、熱を電気に換えてそれを更に熱に換えて利用する、というのは(暖房とか調理器具とか)、電気を熱にする効率がいくらよくなっても、直接熱を利用するのに比べるとどうしたってロスが大きい。「オール電化=省エネ」というふれこみが欺瞞的だと思うことの一つはここにもあります。
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# by quix-que | 2011-05-26 14:04 | もの申したいこと

京都大学入試問題投稿問題などにかんすること。

もうあらかた意見って出尽くしているけど。でもって、私自身も、ツイッターだのはてぶだので100回くらい同じことを言い続けているので多分だらだら書くことになるけど。

この件を「偽計業務妨害を調べてみたらカンニングだった」的な理由づけをして「逮捕は正しい」とする意見というのが一方にどんとあって、(東大の玉井教授とか)

もう一方には「あくまでも大学入試における不正行為であり、大学自治の範囲内で処分すべきこと」という意見がある。(慶應の中村教授とか)

で私は後者なわけ。
っていうか、これもツイッターでは言ったことだけど、

たとえば入試問題を入手した手段が不正なもの、横領とか窃盗とかであったのならば、もちろんそれは罪に問えるよね。
または、試験開始前に漏洩・公開しちゃったら、それは多分間違いなく業務妨害になるだろうと思う。

だけど、このケースでは試験問題は受験生として、正当に入手したもの(入手という言い方が正しいのかどうかはわからないけど、少なくとも問題の内容を知り得る正当な権利を有する立場とはいえる)。

それと(これはテレビで何度も見たけど)中学入試なんかでは試験問題を試験開始と同時に塾の先生が入手して試験終了までに模範解答を作成する、なんて普通にやっていること(でもって先生が問題を時間内に解けないとかいう笑い話になったりもしていた)。つまり試験が開始してしまえば試験問題が受験者以外に公開されることが業務妨害であるといえる可能性はほぼないといっていいんじゃないだろうか。

となると問題になってくるのは、入試問題の公開じゃなくて、合格者判定にかかわる部分に対する影響になってくるわけなんだけど。その部分は(不正行為の有無の検査を含めて)入試の本来業務それ自体。
それを考えると、やっぱりこれは、あくまでも大学入試のルール破り、でしかないと思う。

それでも、「いやしかし、発覚の時点では、組織犯罪の可能性も内部犯行の可能性もあったのだから逮捕は正当」という人もいる(私もいわれた)。

でもそれおかしいでしょ。逮捕状が出た、というか逮捕状が請求された時点では、受験生の、単独行為であったことはわかっていたわけで、つまり組織犯罪の可能性も内部犯行の可能性もその時点では消えていたわけで。つまり、逮捕状が出た時点では、「単なるカンニングであったことはほぼ確定」していたわけで。そして、単なるカンニングであるのならば、大学側は入学に関する合否判定を適正に行えば「不正によって受けていたかもしれない損害」は回復可能なわけで。

で、そもそも逮捕って、逃亡や証拠隠滅のおそれのある場合以外にはしないのが原則だったりするんじゃなかったっけ?この受験生は一時行方不明になっていたとかのことなので、それが逃亡と判断されたのかもしれないけど、にしても、身柄を拘束しなければならないほどの重大犯罪なのか(そもそも犯罪なのか?)を考えると、やっぱり逮捕には正当性はないと思うわけですよ。

大学入試のルール違反に対しては、大学入試のルールにおける処分、つまり失格、それで不十分だというのならば今後何年か同じ大学を受験できない、とすれば十分ではないのか、と。
(これは多分、何年か前の韓国での入試カンニングで逮捕者が出たときにも言ったと思うけど)

で、ここからはヨタ。(まあ全体が戯言っちゃー戯言だが)

そもそも、大学入試ってそんなに厳密に公正なものなのか、ということからして私にはギモンだったりする。じゃあAOとか推薦とか、内申書にゲタはかせるとかそういうのはどうなのさ、みたいな。これは都市伝説かもしれないけど、マンモス大学だと時々試験当日に欠席したにもかかわらず合格する人がいるとかいうし。

だから入試に対して、過剰に厳密な公正さを求めている人は、AO入試とか推薦とかにも反対すべきだと思う。でないと筋が通らない。

私は厳密な公正さなんてないと最初から思っているので、そんな主張はしませんけどね。
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# by quix-que | 2011-03-08 15:41 | どっちかというと外の話

言葉の重みと行動の重み。

歴代首相の中で、ワーストが鳩山前首相で、現職の菅首相を大きく引き離しているのだそうだ。

うーん、理解できない。なんで?

個人的には、鳩山は菅に比べちゃトリプルスコアでマシ、だと思うのです。で、それをはてなブックマークのコメントで書いたのだけど、そうしたら、「鳩山が菅よりマシとかありえない、鳩山の言葉の軽さは病的」とか言われてしまったのだけど。

それは違うような気がするんだよなー。

確かに鳩山は言葉は軽い。でもって浮世離れしている。政治家が浮世離れしているのはある意味で致命的ともいえるわけなんだけど、でも、一方では、あまりに世間ズレしすぎていて現実的であるよりは、理想化肌であることが求められる面というのも政治家にはあるわけで、それを考えると浮世離れも全く悪いことだけ、ってことはない。言葉が軽いのも、考えが柔軟でフットワークが軽いことの反映だといえなくもない。

(ちなみに、小泉が「ブレない」と高評価であることに対して私が「それは違うだろ」とずっと言い続けてきたのは多分このブロクの昔のエントリをみれば書いてあると思う。そもそも小泉の言葉だって軽かったと思うのだがそれはさておき、ブレないことそれ自体は別によいことじゃないよ)

まあ、鳩山の最大の問題点は、責任感が希薄に見える、ってことだと思うしそれについては私も弁解の余地はないと思うのだけど、言葉が軽いなんていうのは(鳩山方向の軽さは)それほどたいした問題じゃないと思うわけです。現実問題として、自民党の首相にだってあの程度の人は(前述の通り小泉の言葉だって相当に軽かったということも含めて)いくらでもいたわけで。多分浮世離れ方面のバイアスがかかっているせいで実際以上に軽く感じられているっていうことなんじゃなかろうかな、と。

で、菅だけど。

私が言いたかったのは鳩山擁護というよりはむしろ、「みんな菅のダメ首相ブリを甘くみてない?」ということです。市民運動出身者であるにもかかわらず、権力を手にしたとたんに市民感覚をかなぐり捨てたというかそっぽを向き、権力者である自分を正当化することばかり。やらないといっていた消費税増税も、正当性がないと批判していたはずの法人税のみ減税も、おまけに武器輸出の可能性を検討する、まで言い出す内閣。まあ全部が菅さんの言い出したことではないにせよ、最終決定をくだす立場にあるのは言うまでもなく首相なわけで。

しかし、問題なのはそれでも菅さんはワーストじゃないんだよなあ。ワーストはわたし的には小泉。

…とここまで書いたところで放置しておいたら前原さんがやめちゃったわけですが。それについてはまた後日ということで。
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# by quix-que | 2011-02-19 00:47 | どっちかというと外の話

タイガーマスクとベーシックインカムとチャリティと自己責任についてだらだらと考えたこと。

伊達直人現象とか言われていたのがタイガーマスク運動とか呼ばれるようになった。

朝日新聞のBeに載っていたマンガで、一度に六個もランドセル買おうとするオジサンを店員が「孫が六つ子」「いや双子が三組」とか言ってるんだけど、あーそうだよなー一度にランドセルを二つ以上買うって相当珍しいことだろうから店員は覚えているだろうなとか考えて、でもってその視点はなかった漫画家ってすごい、とか思ったんだけどそんなことはどうでもいいんですが。

ここしばらくずっと考え込んでしまっていること。

アメリカで、社会保障制度が不十分であることを寄付とかチャリティとかが補っている状態を、(それに比べれば)制度が整っている国である日本に住みその恩恵を受けている自分は、「政治がサボってるツケを個人の善意に頼るような社会は不健全」っていう風に考えてきたわけですよ。でもってまあこれは、私が「政治(少なくとも内政)とはイコール再分配である」っていう考えの人間だから、ということでもあるわけなんですが。

でも、これってある意味、他人の善意をあてにしていない、ってことでもある。もし人が善意の存在であり、そして人が思いやりを持って生きるのが本来の姿てあるのだとするならば(というか本来人間の叡智というものは信じられるものであるはずだと私自身は考えていたつもりだったのだけど)、不完全であるにせよアメリカのやっていることのほうが人間の本来あるべき姿であり、制度的として整備しなければならないのは人が本来あるべき善意や思いやりを失っているから、と考えられなくもないわけで。

とまあ、こういうのは言葉遊びまたは思考実験でしかないのかもしれないのだけど。

ただ、アメリカ型のチャリティっていうのは、富の偏在を前提にしないと成り立たないシステムであったりするんだよね。つまり、そこで前提になっているのは、「支えあい」「相互扶助」的なものというよりは、「上位者から下位者に対する施し」なんだよね(まあこれを否定すると、ノブリス・オブリージュ的なものをも否定しないとスジが通らないような気がするので、そこもまた考えがまとまらないところであるのだが)。そしてまた、善意に頼っているということは、その時々の価値観に左右されやすい、ということでもある。そこには恣意的な(というか不公平な)選択が起きてしまう。

(今回のタイガーマスク運動というか伊達直人現象でも、個別の施設に対して寄付が行われた結果、寄付が来なかった施設の子ども達は結果的に余計に傷ついたのではないだろうか、という懸念が当初から頭の中を大きく占めていた。寄付があった施設で「(寄付の前に)うちにも伊達直人さんが来るといいね、と話していた」という話もあったし、この懸念は杞憂ではないだろうと思う)

社会制度としての福祉というのは、善意に頼らない(善意をあてにしない)ためというよりは、むしろこっちのほう、つまり「恣意性を極力排除するため」に整備されてきたんじゃないでしょうかね。とここまで考えたところで、制度がちゃんと整備されるための世論の後押しのような形で善意が発露されるという形(具体的には選挙公約として福祉の充実を上げる候補が当選してその公約が実現される)が現時点では最適な着地点なのではないだろうか、と。(なんか結局あたりまえの結論になっちゃってるな)


で、話をタイガーマスクに戻すわけですが。これについて産経新聞は「心温まる日本人の優しさ」という見出しで「主張」(他紙で言うところの社説)に書いていた。内容は私は読んでないのですが、twitterでwanshan0508さんが教えてくれたのによると、「日本人が誇ってよい奥ゆかしさと心根の優しさを示しているといえないか」なのだそうです。

おいおい、と思った。さすが産経。こういう、単発で一過性のブームに終わってしまいかねないことをことさら持ち上げて、「善意によるチャリティこそがすばらしい」「これが日本人のよさ」みたいにしてしまうのは、すなわち「困窮者の救済などというものは、制度的な解決を図るほどのことではなく、余裕のある人が善意でやればいいこと」的なミスリードを誘っていると思う。逆に言えば、これはまさに、「制度としての福祉の充実」を、(私がこの文の前半で述べたような)「人の善意をないものと考える」こと、すなわち「『日本人の誇るべき優しさの否定』につながりかねない」、と示唆しているに等しいのです。それは(ここ10何年かはやっている新自由主義的な自己責任論と考え合わせると)つまり「困窮者の救済なんていうのは政治の役割ではない」」という発想から出ているのではないだろうか、というのが、多分私が産経の見出しを見たときに感じた嫌~な感じの正体のような気がする。

…とまあ、私が感じたことだけをあんまり根拠もなくだらだらと書いてみたわけなんですが、またなんかおもいついたらそのうち追記します。

ってか、ベーシックインカム出てこないじゃん。久しぶりにこっちに書いたのに。(タイトルつけた時点ではベーシックインカムにも触れるつもりだったけど考えながら書いてたからこうなってしまいました)


追記。
タイガーマスク現象をなんだか素直に喜べなかった理由が、わたしの感じてることに割りと近いことを書いているように思ったので、トラバしてみる。
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# by quix-que | 2011-01-23 04:30 | どっちかというと外の話

ひさびさにこっちに書いてみる。

現在ははてな(http://d.hatena.ne.jp/quix_que/)かtwitter(http://twitter.com/phoquesan)におもにいるわけなのですが。

でもって、ライブドアにおいてあった別館はつぶしました。なんかもう、エロ書いてる気力がないし。
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# by quix-que | 2010-01-26 14:18 | 雑BOX

せきもとぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ

関本がヒーロー!猛虎にM25が再点灯??livedoor スポーツ
「阪神7-5巨人」(29日、甲子園)
 強い阪神が、巨人に引導を渡した。大事な3連戦初戦に勝ち、優勝マジック25を点灯させた。ヒーローは恐怖の6番、関本賢太郎内野手(30)だ。初回、林の先制打に続く2点打。五回にも二死から適時打と、勝負強さを存分に発揮した。相手投手を震え上がらせるセキが、チームを加速させる。(以下略)

阪神タイガース公式ファンクラブの会員証には、会員番号のほかに好きな番号を指定できることになっている。自分の場合、今年はたまたま28なのだが、去年は3にしていた。来年も3になる予定。mixiでも「関本一押し」コミュに入っていて、要するに、現役選手の中では関本が一番お気に入りなのだ。
大型内野手で長打力もそこそこあるはずなのに、阪神のたくさんいる内野手(鳥谷とか藤本とか秀太とか平野とかいろいろ)の中でも地味なほうで、いままでもシーズン後半になるとレギュラーをつかみかけるのに翌年キャンプインすると振り出しに戻るというパターンが毎度繰り返されて(そのせいで本人がトレードを直訴したり契約更改の場で泣いたりといろいろあった)、やっと今年レギュラーになったと思ったら、大型内野手なのに2番でバント職人。あまり覇気が感じられないルックス(まあこれは今岡も似たようなものだと思うが)といい、どこまでも地味で目立たない(大型内野手なのに)かわいそうな関本。
それがオールスター前ごろから、あきらかに変わった。独走態勢の中で早くも「MVPは誰だ」とかいう話が出ていたときにもまったく名前が出てこなかった関本が、お立ち台に立つ回数が増えた。なにしろチャンスに強い。何年か前にも規定打席不足ながら3割打ったことはあったけど、その時よりもあきらかに勝負強い。何がおきたのだろう。もちろんファンとしてはうれしいが、今の勝負強さはなんだかちょっと怖いものを感じる。
気が早いとは思うが、阪神は少なくともクライマックスシリーズには出れるだろうと思う。で、こういうポストシーズンマッチ、勝敗を決めるのはいわゆる「シリーズ男」の存在ではなく、「逆シリーズ男」すなわち「レギュラーシーズンでは好調だったのに、ポストシーズンの短期決戦になると突然まったくあたりが止まってしまう選手」を出さないこと、というのが古田敦也元ヤクルト監督の言葉なのだけど、どうも関本はその逆シーズン男になってしまいそうな気がしてならない。

杞憂ならばいいんだけどね。
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# by quix-que | 2008-08-30 16:12 | スポーツ話

お知らせ

ここに新館を作りました。本館同様よろしくお願い…って誰が見るんだそんなの。
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# by quix-que | 2008-08-20 21:51 | 雑BOX

「いたせりつくせり」なんて日本語はありません。

話題のケーキのクレーンゲームに挑戦してきた | エキサイトニュース
前々から思っていたが、エキサイトビットを書いてる人の日本語レベルってどうなのよ、というオハナシでした。

内容についてはどうでもいい。こういうどうでもいい内容をチョイスしちゃうセンスも、ちょっとどうなのよ、と思わなくはないが。
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# by quix-que | 2008-08-10 05:06 | もの申したいこと

連帯責任とかそういう問題ではなく。

<夏の高校野球>桐生第一の出場認める…高野連 | エキサイトニュース

高校野球は「教育の一環」として行われているということ。
スポーツはルールにのっとってフェアに行うべきであるということ。

報道によれば、逮捕された生徒は黒尽くめの服装に黒い帽子で駅で女性を物色しているところを職務質問されたのだという。近辺では同様の事件が何件か起きており、常習の可能性も強く疑われている。要するに、出来心とか衝動とかそういうのではなく、意図的、計画的であるということ。

高校野球が教育の一環として行われているということ。
スポーツがルールにのっとって行われているということ。

親も、学校も、部活も、彼にルールを守ることの重要さを教えることができなかった。
人として最低限度の遵法精神というか、人間として社会の中で生きていくためのルールが、この生徒にはまったく身についていなかったのだということの意味を、もう少し重く考えるべきだと思う。

なんかあの校長の会見とかってそういう部分がおかしいというか、自分も被害者みたいな感じになっててそれはちょっとどうなのよ、と。
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# by quix-que | 2008-08-02 10:30 | スポーツ話

オリーブ

種なしオリーブの種はどうやって抜き取られてる? | エキサイトニュース

いや、実はオリーブは種の周りが一番おいしいので、種なしだと一番おいしい部分を食べられないことになってしまうのよ。

というのはライプオリーブ限定の話なんだろうか。あんまりグリーンは食べないけど、ライプじゃない黒もなんとか食べられるようになって、で、やっぱり種のまわりが一番おいしいと思ったのだわ。

最近ビンボーなんでオリーブぜんぜん食べてないですけどね。
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# by quix-que | 2008-08-02 10:15 | 食べるもの/ことの話

予習ドラマ

ヒマ人流? ドラマの「逆・青田買い」 | エキサイトニュース

いやさ、これって、半分くらいは「当時からある程度は人気があった」じゃないの?IWGPとカバチタレの妻夫木って、出番は少ないけど結構意味のある役柄だし、君はペットの石原さとみも別にぜんぜん意外じゃないし。意外とかいうのならば、沙粧妙子に出ていた広末とか、未成年に出ていた浜崎あゆみとか、そういうのを出してこないと。

話は変わるけど、新しいドラマで主役になる役者がかつて出ていたドラマを再放送するのを「予習ドラマ」とか勝手に名づけてます。代表的なところではフジで何度も何度も再放送される「ランチの女王」と「アンティーク」なわけですが、今後おそらく「花盛りの君たちへ」もそのラインナップに加わってくるのではないかと。

どうでもいいが、最近生田斗真ドラマ出すぎじゃないか?
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# by quix-que | 2008-08-02 10:06 | テレビっ子

モナにとっては勲章みたいなもんでは。

擁護!山本モナ騒動について疑問を呈した毎日新聞名物コラム | エキサイトニュース

そういえば森本毅郎氏も「日替わり愛人」とか報じられたことがあったけど、別に番組降りたりしなかったなー、と。あんまりそれに触れられないというか、時々爆笑問題の太田が「不倫問題については、『森本さんに言われたくない』って思うんじゃないですかね」とネタにしてた程度で。

モナは下品な色気で下ネタオッケーなのが売りなんだろうから、そういう路線でいけばいいんじゃないかと。
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# by quix-que | 2008-07-31 10:54 | テレビっ子

これって「キッザニア」とどこが違うのだろうか。

<私のしごと館>19億円で民間委託 雇用・能力開発機構 | エキサイトニュース

キッザニアが「連休などで子供を連れて行くのにいい場所」としてにぎわってるのに比べて、どうしてこれはこんなことになっちゃったんだろうね。

子供って、基本的には「大人のやってることをまねしたい」生き物だと思う。だからキッザニアのやり方っていうのはすごく正しいと思うし、たとえ「ごっこ」でも店で働いてみて「自分が便利を享受できるのは誰かが働いているから」っていうのを子供のころから体で理解することはとても大事なことだと思う。できれば全都道府県に作って小学生はかならず行く、とかした方がいいんじゃないかと思うくらい。あれだけにぎわってるところを見ると、同じ考えの親も多いんじゃないかと思う。

で、「わたしのしごと館」だけど、どうしてあそこまで閑古鳥なんだろうか。通り一遍の報道でしか両施設のことを知らない私などには理解できないような「根本的なコンセプトの違い」っていうのがあるんだろうか。
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# by quix-que | 2008-07-29 13:01 | 雑BOX

私はメタボじゃなくて皮下脂肪。

メタボリックシンドロームの認知度は・・ | エキサイトニュース

いやーあれだけ毎日新聞雑誌テレビでメタボメタボ言っていればそのくらいの認知度になるでしょ。
ちなみに、こんな与太記事を書いたので、暇だったら読んでちょうだい。しかし実は半分以上マジだってことは内緒だ。
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# by quix-que | 2008-07-27 14:03 | 生活ねた


鶴は千年 亀は万年 シーラカンスは2億年 (c)phoque 1994-2017


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