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電力不足に関して、今思うことなど。

ここに書くことは基本的には素人の戯言ですから突っ込みどころは多々あるでしょうがご容赦ください。

バブルの頃って私の印象ではものすごくエネルギーとか無駄遣いというか、大量に消費することが正義!みたいな時代だったと思っていたし、その後の20年くらいで省エネ技術もすごく進んだし、デフレで消費は低迷していて社会全体が活気がない、というのが一般的な常識みたいなものだから、

*バブル時代=現状の発電量から原発依存の30%を除いた発電量でまかなえていた時代

というのは、相当びっくりする話だったわけです。厳密な分析は不明だけどとりあえず数字としてはそれらしいものが出てるみたいです。

まあ、これ以前にも、「そもそもオール電化とかやってなけば計画停電なんか必要なかったんじゃないの?」とか、「そもそも計画停電自体が、『原発ないとこんなに困りますよ』的なおどし」だという声もちらほらと聞こえてはいたのではありますが(←さすがに、営利事業がそれをやりはしないだろう、と思うけど)。

まあとにかく、今の「電力不足」は、電力会社自体が「電力をより沢山使わせようと消費者に働きかけた結果」であることは言えるような気がする。必要に迫られて電気需要が増えた、というよりは、営業的に需要が作り出されている、というような。

(ちなみに、「毎食後に歯を磨きましょう」なんていうのも、一説によるとハミガキ会社が需要を増やすための営業的なアレだった、とかいうのをここで連想したりしなかったり。私が子どものころは「夜のハミガキキャンペーン」とかいって、「朝だけでなく夜も磨きましょう」だった(つまり、朝しか磨かない人がほとんどだった)のが、いまやオフィスでもランチの後はハミガキする人がかなりいるし、それ用のコンパクトな電動ハブラシなんてのもできているわけで)

まあ、で、この「需要を作り出す」がなぜ必要だったのか、というと、まあもちろん電力会社も営利事業ですから利益が沢山上がったほうがよいのと、一方でインフラだから勝手に値上げとかもできない、とかいう事情を勘案すれば「販売量を増やす」が一番手っ取り早い、ということなのだろうけれど。
(たとえば、オール電化については「ガス会社の利益を横取りするもの」的なことは言われてますね。で、ガス会社の側も妻夫木にCMさせたりして抵抗してるわけですが)

さらにそれをつきつめると、原発は出力調整が難しい、電気はためておけない、っていうのがあると思うわけです。ピーク時の電力供給にあわせて発電をしていたら、ピーク以外のときは電気があまるわけで、この余りを減らすことは経営効率を上げることに直結しているわけで、なのでオール電化だのなんだのってやったのだろう、ということは想像ができるわけなのですが。

(ちなみに、最近話題の揚水発電ですが、それはこの「ピーク時にあわせて発電しているためにあまってしまう電力を、効率は悪いけど取っておくための方法」なわけです。東京電力は御巣鷹山の下のへんに、完成したら世界最大級となる揚水発電所を持ってます)

つまり、そうまでして電力需要というのは「作り出されてきた」わけですよ。そしてそのわざわざ作り出された部分がなければ、そもそもいまある原発がないものと考えた場合の電力供給量でまかなえたのではないか、という。

こういうのが後知恵的にしか出せないことについては非常に忸怩たる思いなのですが
(しかし、「石油の枯渇」「資源を大切に」などといいつつ、なんで明らかに電力需要を増やすことになる「オール電化」なるものを推進しているのか、について疑問を感じて来なかったわけではありません、と一応言っておく)

とにかく、現実の「電力供給量不足」とは、実は電力会社自体が必要以上の部分までをも「必要不可欠」であることにしてしまったことによるツケ」である可能性が大だと思うわけです。で、そのツケを、「アンタだって便利に電気使っていただろ?今の生活レベル落とせるの?」的に、あるいは「停電したら人が死ぬよ?自宅で人工呼吸器使ってる人やたん吸引してる人が信者ってもいいの?」的に言ってしまうことに、ものすごく抵抗感じるんですよ。
(ここらへんについては、私よりもちゃんと説明できる人が沢山いるので、深入りしないけど)

(ちなみに、数年前にガステーブルを取り替えたのですが、その時にIHにすることを考えなくもなかったです、実は。まだ当時は母も存命だったし、事故とか考えると電気のほうが安心かもしれないとは思った。ただ、母の認知症はかなり進んでいたので、自分で料理をすることはもうないだろう、というのがひとつと、鍋を買い換えるのがめんどくさいというのと、最大の理由は「停電の時にお湯も沸かせないのはダメだよ」ということで、ガステーブルにしたのでした)

4月ごろからダラダラとおもいつきで書き足していったのでまとまりありませんが、いつまでもほっておくのもなんなので、ここらへんでとりあえず公開にします。まあ、また思いついたら書くということで。

--*

追記。「省エネルギー・省電力でない、電気を湯水のように使うライフスタイル」というのが、実は電力会社主導で作り出されてきた、ということを考えれば、それによって利益を得てきたところが電力不足についてはまず第一義的に責任がある、と思う。ちなみに化石燃料の枯渇だのCO2排出だのの点でいえば、確かに火力発電はそれらに対してマイナスに働くかもしれないけど、化石燃料全体の消費量とかCO2全体の排出量とかに占める火力発電の占める割合というものも勘案すべき。
なんかこのところの反反原発の人たちの「火力発電にしたら石油がーCO2がー」っていうのは、まるで石油が発電にしか使われてなくてCO2は火力発電所しか出してないみたいな言い草なので、そこらへんも実はひっかかってるところだったり。

さらに追記。「電力を使ってきた責任」は、電力会社の言い値で電気料金を払っていることで果たしている、と考えることも可能、というか、発電方法の選択やさらには電力会社の選択の自由が全くない状況では、それ以外のところにまで利用者の責任を拡張させるのは、いくらなんでも無理筋だろう、と思う。

さらに蛇足のような追記。今の発電のしくみというのが、ほぼ「なんらかの熱源を利用して水を熱し、その蒸気圧によって発電機を稼働させる」というものである以上、熱を電気に換えてそれを更に熱に換えて利用する、というのは(暖房とか調理器具とか)、電気を熱にする効率がいくらよくなっても、直接熱を利用するのに比べるとどうしたってロスが大きい。「オール電化=省エネ」というふれこみが欺瞞的だと思うことの一つはここにもあります。
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by quix-que | 2011-05-26 14:04 | もの申したいこと


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