カテゴリ:どっちかというと外の話( 122 )

あさましいのはどっち?

「子育て減税」本格検討へ 22日にも少子化対策会議
少子化問題のところへくっつけちゃうけど、それだけじゃなくて、耐震偽装とか、障害者自立支援法改訂とか、そういうのにも全般関係ある話。

少子化問題関連で子だくさんの仮定に補助金を出すとか、耐震偽装で公的支援を行うとか、そういうのを「弱者利権」とか呼んでものすごくめくじらをたてたがる人がいる。障害者自立支援法の自己負担導入も「受益者負担は当然」とかいう人たち。2ちゃんねるあたりではそっちの声の方が圧倒的に大きい。

そういう人たちっていうのは、要するに「(自分が納めた)税金が(自分じゃない)誰かの為に使われる」のが許せないんだろうな。でもさ、そもそも税金ってそういうものでしょ?ちゃんと小学校でも税金には所得の再配分という機能があるって習うはずなんだが。弱者に対するセーフティネットとしての支援は、利権でもなんでもなく、国家としての義務なわけであって、税金というのはそもそも最初からそういうものにも使うために徴収している筈なのです。
そこんとこ理解できないで、「税金払ってない奴のために税金使うな」みたいに言うのは、そのほうが余程あさましいと思うのだがどうよ。

(とりあえずなぐり書きで書いておく)
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by quix-que | 2006-03-12 13:13 | どっちかというと外の話

「結婚できない男」と国際結婚斡旋会社

「周りの子悪い」と動機=滋賀の幼稚園児刺殺=差替 | Excite エキサイト : ニュース
もちろん言うまでもなく罪のない子供を殺すなんてことは言語同断許しがたいことだが。

 でだ。この加害者がなぜ日本に来たのか、どうして日本人と結婚したのか。加害者(34)の夫(47)の親族のテレビ取材への答えによれば、国際結婚斡旋会社の紹介であるらしい。よくスポーツ新聞に載ってるアレだね。出稼ぎのビザ欲しさの偽装結婚の温床にもなってるとかいうアレ。ン百万とか払って海外の女性をお嫁にもらう、アレです。
 加害者と夫とが結婚したのは2000年、今から6年前。その時加害者は28〜9で、夫は41〜2。ここから想像できるのは、夫はいわゆる「結婚できない男」だっただろうな、ということ。まあ結婚できないにもいろいろと理由があるんだろうが、家を新築していることなどから考えて、経済的な理由ではなさそう。ということはつまり、本人になんらかの問題があったんじゃないのかなあ。
ちょっと前に「TVチャンピオン」で「もてない男改造」みたいなのをやっていた。その時の出場者というか参加者、彼女いない歴=年齢で30代後半〜40代になっちゃった人なんだけど、あまりにも他人に対する気遣いがないというかズレてるというか、要するに共感する能力とか想像力とかに問題がありそうでしかもその自覚がなく、ああこれじゃあさもありなん、という感じだった。勝手な想像だが、おそらくこの加害者の夫というのも、そういうタイプなんじゃないのかと思われます。
あ、自分のことはもちろん棚上げ。というか、私は自分が「結婚にはおよそ向かない共感する能力の欠けた人間」だと自覚してるから結婚なんて考えもしないし。

 たとえどんなに愛しあって結婚したとしても、国際結婚というのは、いきなり異文化で24時間生活しなければならない側にとっては凄まじいストレスだろうと思う。ましてや、この場合斡旋会社の紹介で、夫となった人との間に充分な信頼関係が築けていたようには思えない。まあもちろん彼女の側も、なんらかのメリット(おそらくは経済的なもの?)があると判断しての結婚決断だったんだろうし、それについては彼女自身が責任を負わなければならないと思う。だとしても、もしこの夫婦がちゃんとお互いを思い遣る心があったら、妻の不満や不安を夫がしっかりと受け止めてあげることができたなら、この事件はかなりの確率で防げたんじゃないかと思う。

 なんかね、ものすごく違和感があるのよ。この事件、加害者の夫があまりに「不在」。おそらくこれから比較されるであろう若山春菜ちゃんの事件の時、加害者の夫は「夫婦が対話らしい対話をしてこなかったことが妻をここまで追い詰めた」ということを言ってものすごくそのことを悔いていたわけです。果たしてこの加害者の夫は、今なにを考えているんだろうか。妻をそこまで追い詰めた原因について思うところはあるのだろうか。
報道によれば、加害者が一時精神科に入院したりした時、親族は「一度気持ちが落ち着くまで中国に帰したらどうだ」と助言していたらしい。なぜそうしなかったのかはわからないが、もしかしたらそれも彼女の精神状態に関する夫の無関心だろうか。


 あと、普通では結婚できないからと安易に国際結婚斡旋を頼ろうという人にこれでブレーキがかかるだろうか。普通に彼氏/彼女作ってうまく関係を維持できない人に、国際結婚なんてできると考えない方がいいと思う。大金払って外国から若い奥さんもらって、「こっちは大金払ってるんだし、向こうだって金もらってるわけだから」と気遣いもロクにしないで夫婦やってるとしたら⋯⋯そら恐ろしいよね。
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by quix-que | 2006-02-19 09:54 | どっちかというと外の話

というか、よくわからないのだが。

トラックバック投票  :  格差社会

 格差は(今のままだと)広がる一方だと思う。なんか知らないけど、みなさま、「小さな政府」がいいものみたいにすっかり洗脳されちゃってるし。
そもそも小さな政府っていうのは、ムダをなくすことで行財政スリム化とかそういうモノのことを言うんじゃなくって、税金をちょっとしか取らずその代わりに社会保障も極力小さくし、税による所得再配分や生活水準の底上げを最低限にして、アメリカみたいに自己責任の範囲をうんと大きくする、ってことだから、所得の格差を広げる方向へ向かうのは当然のことだと思う。税金を無駄遣いしない、とか効率的な運用で経費削減をはかる、なんていうのは、小さな政府でなきゃできないことじゃなくて、大きな政府であっても当然に要求されること。大きな/小さな、という言葉を非常に恣意的に使うことでミスリードを誘ってきた人たちの責任は大きいよ。
 まあこれは、庶民の味方を標榜する(主に野党の)みなさんにも多少の責任が。行政のムダ使いを糾弾するのは大いに結構なんだが(というかやってもらわないと困るんだが)、それが結果的に「小さな政府」マンセーにミスリードしちゃってるんじゃないの?
 少なくとも、今みたいな高負担低福祉社会への流れのどこらへんが「小さな政府」だよ、と思う。消費税を10%にするといって「欧米にくらべれば低い」っていうが、付加価値税が高率な国はだいたい大きな政府で高負担高福祉型だと思うんだが。ホント都合いいときだけ都合いい数字をひっぱってくるなって。

 前置きはここまでにして(長いな)。
 私がわからないのは、小泉とか一部の評論家が言っている、「格差が広がったといっても、高齢者世帯が増えたから見かけ上広がっているような数字が出るだけで、実態を反映していない」っていうこと。
 まあ、若年層の中での格差よりも、高齢者の中での格差の方が一般論として大きいというのはわかる。長い年月に格差が蓄積されて膨大なものになるんだろうからね。
 でもさあ、だったとして、それは「実態を反映していない」ものなの? それこそが「実態」そのものなんじゃないの?これからさらに高齢化が進むわけだ。出生率が改善するきざしなんて全然ないからね。だとすると、これからさらに、高齢者世帯が増えつづけて、「(コイズミ言うところの)見かけ上」の格差が広がり続けるわけだよ。

 ホント、なんかもう最近のコイズミの国会答弁は「ああいえばこういう」意外に表現のしようがないのだが。
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by quix-que | 2006-02-12 12:36 | どっちかというと外の話

すまん前原代表。自分が間違っていたようだ。

就学機会奪われない対策を 首相、成績悲観するなとも | Excite エキサイト : ニュース
 てなわけで昨日は国会中継に釘付けだったのだけど。
 そもそもさあ、小泉の「米百俵」って、将来の人材のために教育に優先的に金を使うという話だった筈なのに、単に「当座の苦しみは我慢しろ」ってだけのものになっちゃってるわけで。

 前原代表、ごめん。どうも国防とか憲法とかに関するアンタの発言にいやなものを感じていたから、アンタのことを全否定してたけど、少なくとも昨日の、格差社会に対する危機感については、アンタは私と問題意識をかなり共有できそうだ。

 「希望格差社会」についてちゃんと本を読んでいないのであんまり突っ込んだことは言えないのだが、「多少努力したところで埋まらない格差」「先の見えた未来」がいかに意欲や活力を奪っているのか、お題目みたいに「最初から機会提供しなければいけないと言っている」といえばいいと思ってる人にはわからないだろうな。ホントに言ってるだけじゃん、コイズミは。
 確かに、高等教育を受けたいと希望するときに、成績が優秀であれば、奨学金を受けることもできるし、実際うちの姉なんかはそれで獣医になったわけだし。
 しかし、その手前の段階で、「どうせ大学いったところで」とか、「がんばったってどうせたいしたことない」とか、もっと言えば「自分にはそこまでする価値や能力はない」と思って(思わされて)しまっているんじゃなかろうかと。現実問題として、自分の家庭環境が経済的に厳しいのに、それでも学ぶモチベーションを保つこと自体がすごく高いハードルになってしまっている、と思う。

 これは前にどこかに書いたんだけど(mixiの日記かな)、この何年か、具体的には小泉政権が始まってからだと思うんだけど、日本人の中から急速に失われたのは、「容赦する心」なんじゃないのかな、と思う。他人の失敗に対しての叩きのめし方もさることながら、自分がちょっと躓いただけでも、もうそこで「今さらどうしようと挽回不可能」みたいに諦めてずるずると下がっていくしかないとあっさり諦めて「下流」に甘んじる道を選んでしまう、みたいな感じがあって。
(この後ニートに関することごちゃごちゃ書いたけど削除。頭まとまんない)
 なんでもかんでも本人の努力とか資質とかだけに帰結させちゃう、それこそがまさに勝ち組の論理というか。そりゃ確かに、成功した人が努力や資質があったことは確かだろうが、では成功できなかった人は全部努力や資質が足りなかったのか、というと、そうだとは言えないわけで。

 話はかわるけど。

 最近読んでいるカールセーガンの本で、アメリカ人がいかに科学についてちゃんと教育されていないか、について触れている部分があって、その中でアメリカとは対照的な優れた科学教育の成果として日本人一般の科学知識について言及されているんだけど、それを読みながらすごく居心地がわるくなってきた。そこで指摘されているアメリカの教育の問題点は、そのまま日本もそうなりつつある(かなりの部分でそうなってしまっている)ようで。
 血液型性格診断とか細木数子とか「超能力捜査官」とか、そういうものに心ひかれてしまう人たちっていうのは、閉塞状況となんらかの折り合いをつけるためにそういう逃げ道を探しているんだろうな、と。
(もちろん昔だってそういうのはあったけど、妄言占い師がゴールデンにレギュラーを何本も持つような状況っていうのはちょっとマズいと思う)

というわけで、なんかまとまらないけどこのへんで。
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by quix-que | 2006-02-08 10:18 | どっちかというと外の話

前原じゃダメでしょ、普通に考えて。

意見集約へ「背水の陣」 前原包囲網形成の動きも | Excite エキサイト : ニュース
前原代表がなにか言うたびに、寒気がする。この人は、野党のなんたるかもわかってないし、民主党に国民がなにを期待しているのかもわかってない。これだけ何もわかってない人が党首だなんて、コイズミが首相やってるのと同じくらいとんでもないことだと思う。
前原の言ってることって、要するに「小泉的“小さな政府論”」「新自由主義」をより強硬な形で推し進めようということだ。そんなことを民主党に期待している人なんているんだろうか。民主党支持者の少なくない層は、反コイズミ的なもの、新自由主義や格差拡大社会に異を唱える、抵抗勢力ならぬ「対抗勢力」としての野党を期待している(社民党や共産党はあまりに小さすぎて勢力とも呼べない)ということに、どうして考えが及ばないんだろうか。
前原の言ってることに諸手をあげて賛成するような人は、おそらく自民党支持者だったりとっくに小泉信者だったりするわけで、そういう人がいまさら「小泉より前原の言うことの方がいいから、今度から民主支持にまわろう」と考える可能性なんて、楽天が優勝するよりもっと低いんじゃなかろうか。
民主党がすべきことは、反小泉的なもの、非小泉的なもの、小泉によって切り捨てられてしまったものの「受け皿」を用意することだと思う。というか、それ以外に生き残りの道はないでしょ。今の路線を薦めたら、いずれ分裂して、前原派は自民党に吸収されるのが関の山。

普通に考えて、大人が子供を作ることを躊躇し(その結果として生れる子供の数が減り続け)、自殺者が増え続ける、というのは、「将来に希望を見い出し難い」「生き難い」社会だし、その生き難さが日々強まっているということだと思う。でもってそれは小泉政権になってから加速してる。
マンション耐震偽装事件についても、国が認定した機関がザル検査をした結果として欠陥マンションで大きな負債を背負わされた人に対して「安物買いの銭失い」だとか「自己責任」とかいう非難を浴びせる心無い人たちが増えてるのも、新自由主義とやらの悪影響じゃないかと思う。
どうも民主党には、というか少なくとも前原という人には、そのことに対する危機感のようなものが感じられない。そんな野党に、どうして自民党を脅かすほどの支持を集めることができようか、だよな。

(前にも書いたけど、国際競争力や国民の生活満足度などの調査で上位に来る国は、フィンランドやアイスランドなど、大きな政府のところなんだけど、そこらへん、小さな政府信者の皆さんはどう思うのだろうか)
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by quix-que | 2006-01-15 13:23 | どっちかというと外の話

徳政令的なものしか打つテはないのではないかと。

建築主らの責任追及前提 住民公的支援で野田氏 | Excite エキサイト : ニュース
 先週の「報道2001」で視聴者の声として、耐震偽装マンション住民への公的支援に対しては「自己責任」だから反対、という声が圧倒的に多数だったのを見て、なんかいつから日本の国ってこんなにギスギスしたイヤな社会になっちゃったんだろうか、と思った。
 オレオレ詐欺とかマルチ被害とかヘンな投資話にひっかかったとかいうのは完全に自己責任だと思うし、欠陥住宅を買わされてローン背負っちゃった、というのは民と民との間の問題だから公的機関は「瑕疵担保責任」という縛りをかけることで業者を見張るしかないし(じゃあローン貸した銀行はどうなのさ、と不条理なものは感じるけど)。
 でもさ、耐震偽装問題、これ官にも責任あるわけで。そもそも公的機関がやっていた検査業務を民間にやらせるのがどうかという問題がひとつ、もうひとつは、民間も公的機関も、法で定められた検査機関としての機能が全く果たされていなかったということ、つまり個人の権利を守るために果たすべき法的義務を国家(とその認証を受けた機関)が果たしてこなかった、ということが問題なわけだ。
(もちろん、偽装をした建設会社や設計事務所の責任がゼロになるわけじゃないというかそっちが一番悪いわけなんだけれど、そもそもなんで建築確認なんてことが法的に義務づけられてるのかっていうと、個人では業者に対抗するのに限度があるから、公的な縛りをかけて業者がわるさしないように見張って個人の権利を守るって意味があった筈なんで)
更に言えば、住民の皆さんのこれから先の最大の悩みは住宅ローンってことになるんだろうけれど、これも担保価値のないものに対してそれと気付かずに金を貸した銀行の責任はどうなのよ?ってことになると思う。
個人的には、木村建設の倒産なんて銀行の身勝手さが如実に出てる感じがして非常に胸くそ悪い。自分たちは不良債権(これは銀行自身の責任が大きいでしょ)処理のために山のように公的資金を使わせていただいておいて、いざこういうことが起きると、自分たちだけは損をかぶらないように立ち回ろうとしてるわけで。

で。昨日の朝の番組(タイトル忘れたけど藤井隆と鈴木杏樹が司会のやつ)、宮崎哲也のコーナーでのやりとり。ゲストの橋下弁護士、「僕は公的資金による支援には反対です。それだけは絶対にやってはいけないこと」と言ったので、正直、「げ、なんだコイツ」と思ったのだけど、その後が違った。
「個人の財産の形成に公的機関が手を貸すべきじゃないというのは自由経済の大前提。この件についても、基本的には建設業者や販売業者、設計に責任がありそちらへ損害賠償を請求するのがスジ。ただし、それには時間がかかるし、その間住むところに困るようでは結局弱者は泣き寝入りか、ということになる。
そこで、この際住宅ローンを抱えてる人には自己破産をしてもらう。これで住宅ローンの負担はなくなるし、銀行が損を引受けるということで、ローンのとき住宅の資産価値の審査をちゃんとしてこなかった責任を負わせることもできる。ただ、そうすると破産した人はその後ローンを組めなくなってしまう。なので、この件についてのみは特例で、自己破産しても住宅ローンを再びすぐ組めるようにするそうすれば、不公平感も不整合も最小にできる」
をを。さすが法律家。もちろんこの方法に銀行が賛成するわけない(しかしメガバンクは今のところものすごく利益あがってて社内留保してるわけでしょ?金出せないわけじゃないでしょうが)し、実際やるとなったらまた新たに問題が出てきたりするのではあろうけれど、国はこういう方向へこそ支援をすべきではないのかな。

-------05/12/17追記
あるテレビで、「国がすべきなのは支援ではなくて、補償であり、賠償である」という意見を見ました。そう言われれば確かにそう。国に責任があるという点をつきつめていけば、善意の第三者によるもの、みたいな他人事チックな「支援」じゃなくて、当事者責任を負うという形での「賠償」の方がより適切だな、と。

でもって、この件は、ただマンション買った人やホテル建てた人が不良不動産と多額の債務を負わされたこと、というだけではなく、もっと大きな重要なことが起きている、ということは忘れちゃいけないと思います。
つまり、国家が認証した検定/検査の信頼性が損なわれた、こっちの方がむしろこれから大きな問題になってきそう。既に不動産の買い控えが起きているし。
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by quix-que | 2005-12-11 09:39 | どっちかというと外の話

フリーター問題の本質って何よ。

なんか久々にものすごく頭にきたので、いきなり書いてみる。竹中平蔵公式ウェブサイト: ◆政局マニア系◆ フリーターと新しい自民党との革命的可能性(2)
まあ、どうせ竹中本人が書いた文章じゃないだろうが、公式サイトである以上、全ての文責は最終的に竹中大臣のものなのだからして、いいだろ。


職業というものが仮に『生活の糧を得るため』だけのものであるのならば、ある程度以上の生活ができるだけの収入さえ確保できればいいわけだし、その時々の関心であるとかまたは働きやすさであるとかで仕事をチョイスしながら世の中を軽々と渡っていければいいのかもしれない。フリーター=負け組、なんていうのは収入の不安定から言われているだけで、そこだけクリアできればフリーターで全然かまわないじゃん。むしろ自由度が高い分だけ、人間らしく生きられるわけだし。
でもさ、本当にそうなのか?

常勤雇用でないこと、継続的にひとつの仕事を続けないことの最大のデメリットは、「人材が育たない」「技術の継承が行われない」ってことにあるんじゃないの?というか少なくとも私はそう思ってるわけだが。
ここ数年のうちに起きるであろう団塊世代の大量退職を目前にして、ようやくこの点に対する危機感が叫ばれ始めたけれど、技術立国ニッポンを支えていたのは、職人芸的な『ものづくり』に対する探究心や熱意や習熟(熟練)であり、そしてそれは終身雇用による生活の安定と極めて密接に関連しているものじゃないだろうか。
たとえば伝統工芸の内弟子、なんてものを考えてみればいいと思う。一本立ちできるだけの技術を身につけるまでの生活は親方なり師匠なりが丸抱えしてるわけだ。
終身雇用という制度は近年弊害ばかり言われてきたけれど、モラール(モラルじゃないよ)の面からみて、とても大きな役割を果たしてきたと思う。
前にもこのブログで書いたけど、世論調査の結果では大きな政府を望む声が少なくないのに共産党や社民党が支持を得られない最大の理由は、「共産主義」に対するアレルギーなんかよりも、「大企業・資本家」vs「労働者」っていう二項対立が実感として現実から懸け離れていると感じているからだと思う。今おもいついたので全然検証してないけど、これには「終身雇用」という企業のありかたが、ある意味それ自体「大きな政府」的に機能していたという側面もあるんじゃないだろうか。
お金を右から左へ動かすことが経済だと思ってる人には、ものづくりとか技術とかいうものの「かけがえのなさ」がわからないのだろうか。熟練工の技能なんてものは、フリーターではとうてい継承しえないものだし、そしてそれが一度失われてしまったら取りかえしがつかないものなのに。

↑ここらへんは、「雇う側」というか社会の側からみての、フリーターによる損失の話なんだけど、もちろん雇われる側、当のフリーター本人側からみての損失っていうのも金銭的なものばかりではなく、ある。
「継続は力なり」を盲信するほどおめでたくはないのだが、それでも「人としてなにかをなしとげる」ということ、「職業人としてのプライドを持つこと」がその人本人にもたらすものは無視できないと思う。まあもちろんフリーターであっても「職業人としてのプライドを持つこと」ことは可能かもしれないし、仕事以外のことで自己実現しようって人だって当然たくさんいるだろう。でも、同じこの社会を構成している一員として、継続して同じ場所で働き続けることが保証されていることの意味は小さくないと思う。

ちなみに。
低所得層/下層階級の方がコンサバな方向にはしりがちなのは結構あることみたい。
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by quix-que | 2005-11-11 12:46 | どっちかというと外の話

小泉シスターズについて、思うこと。

第3次小泉改造内閣が発足 後継候補を要所配置 | Excite エキサイト : ニュース
まあ選挙運動期間中から、ちゃんちゃら可笑しいなあ、と思っていたのですよ、あの刺客とかくノ一とか言われてた人たち。
片山さつきサンも佐藤ゆかりサンも、「ここにお嫁に来たつもり」「みなさんで私をこきつかって下さい」とか言ってた。あのさ、その言い方って、まるっきり旧来自民党というか田中角栄的地元利益誘導型とどこが違うのん?
しかも、野田聖子(彼女には少子化問題や夫婦別姓など、期待してるものもあっただけに甚だ裏切られた感じだ)の離党勧告処分→離党届提出、の流れの中で、佐藤ゆかりサンの「これで私が名実ともに岐阜一区の唯一の自民党衆議院議員になったわけだから、選挙区をがっちり固めるために」云々って、まんま「当選することだけ(=員数合わせとしてだけ)が目的の議員」だって自ら認めちゃったようなもんじゃん。
片山さつきサンの「コイツ」発言はなかなかに「何様?」感が強くて早くもバケの皮が剥がれてきて面白い(まあ前原クンとしては面白くないだろうが、私は前原も評価してないんでどうでもいい)と思ったし、それで叩かれたので懲りたのか他にもいろいろ傲岸不遜とか言われてちょっとは反省してるのか、政務官就任でひな壇に立ってるときの口角を無理矢理上げたわざとらしい笑顔がとっても痛々しい(笑、とかありますねえ。
さらに言えば、猪口サン。あのドレスもさることながら、記者会見での意味もなく外来語というか英語を混ぜる話し方といい、今日のテレ朝でのひたすら上滑りしまくりな早口の言葉といい、自分に自信がというか中身がないのに自分自身が気が付いてないとああいう喋りになるんだろうなあ、と見ていて可笑しくて仕方が無かった。

というか、すでに料理評論家のナントカさんなんて全く話題にも昇らなくなってるし、猪口さんは大臣だからともかくとして、佐藤サンも片山サンも、次の選挙の前までにはすっかり忘れ去られてると思う、かなりの確率で。
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by quix-que | 2005-11-06 15:03 | どっちかというと外の話

既視感というか、昔話など交えて、モナーのこと。

エイベックス殺害予告新たに3件 | Excite エキサイト : ニュース
 私は当然のことながら、反avexの立場であることを表明しているわけなので、今までに2ちゃんねるに書き込まれた殺害予告のうち少なくとも1件についてはavexグループ会社のリモートホストからの書き込みである、というひろゆきのコメントを聞いても「やっぱりな」としか思わないわけですが。
というか普通に考えて、「2ちゃんねるの評判を落とす」以外の意図でわざわざ2ちゃんねるから殺害予告をする意味がないでしょ。
 それはさておきなのです。
 なんか、前にもこんな気分になったことがあったな、と。理はこちらにあるにもかかわらず、いろんな状況から世間一般ではこちらに非があるかのように見られてしまうこと。事情をよく知らない善意の人が無邪気にあちら側の言い分だけを固く信じていて、それが事実ではないのだと説明しようとしてもなかなか受け入れてもらえないこと。
 あれですね。いわゆるcookie裁判(もしくはnifty裁判)。
 私はたまたま、あの事件の前から被告であるLEEさんとはチャットや会議室でいろいろと話をしたことがあったし、原告であるcookieさんとは3人とか4人とかそのくらいの少人数で食事したり飲みにいったりする仲だった。その上であの件を判断する限り、マスコミをうまく使って器用に立ち回り、自分を批判する人間に「ネットゴロ」などというレッテル貼りをして第三者から見て徹底的に悪い印象を与えようという作戦が功を奏してか、マスコミの扱いは「LEE氏のセクハラ発言に傷付いたcookie氏」というものだったけど、実態は「公開スペースに自分が批判されることのない場を作り自分の幼児的万能感を満足させようとしたcookieさんと、公開の場で自分の意見を述べるのならば批判を受け止めろと迫るLEEさん」っていうのがホントの話。
それが事実でもなんでもないのはもうさんざんあちこちに書いた。たとえばLEEさんがcookieさんを中傷したとされる「妊娠中絶」は、cookieさん自身が書いて誰でもが読めるように、というか「沢山の人に読んでもらいたい」と提供した文章の内容であったわけだし。
 今回も、あの時と同じような感じ。avexの社長が自分の顔写真(一部上場企業の社長の、マスコミに公開されている顔写真)を無断でほんの数時間使ったmixi会員を訴訟恫喝してること(取り消されたという話がないので現在進行形)とか、avex所属アーティストのブログが一時休止(いまのところ)に追い込まれたとか(休止前に圧力があったと思しき記述あり)、そういう話は全然表に出てこない。それに、「2ちゃんねらーの主張は『モナーをパクるな』『モナーで金もうけするな』というもの」という偽情報の流布。ちゃんと取材したのかよ、っていうくらいテキトーな情報を元に動いているマスコミのみなさんは、ひどい例ではちゃんと許可をとってやったビラ配りまで「無許可」とか書いている(スポニチさん、あなたのことだよ)。
---10/05追記---
サンスポは5日づけ朝刊で「無許可と書いたのは誤り」と訂正したようです。

念のため説明(2ちゃんねらーにも誤解してる人がいる)。avexは「既存のモナー等のAAの使用を制限するものではない」といっている。
つまり、既存ではないこれから作られるAAや、AAから既にイラストや立体物などに展開済みだったりこれから展開されたりするモナーについては「制限しない」とは言っていない。未確認情報だけど、グッズについて問い合わせたところ「いちいち確認してほしい」と言われたという情報もある。また、ではのまネコに似せないために、モナーとのまネコとの明確な違いについて質問すると「答えられない」という返事なのだそうだ。
これでは今後は、AAの、それも既存のモナーしか使えないことになる。

 あんまり私もあのころから進歩してないというか、身体的事情家庭的事情であのころよりはるかにアクティビティが低下しているから、状況を打開するためにいい智恵を出せるわけでもないし動けるわけでもない。そこらへんがあのころ以上に歯がゆい。(それに、あのころは一応niftyではそれなりにネット有名人に近かったけれど、今のところ単なる2ちゃんねるの名無しさんのひとりでしかないわけだし)

 ニュースからトラックバックたどってここへ来た人にだけでも伝えたいんだけど。
 冒頭のように、少なくとも殺害予告の一部については、avexグループの関与の可能性がある(つまり自作自演の可能性があるってこと)
 次に、2ちゃんねらーに限らずこの問題に真剣に取り組んでいる人間の多くは、殺害予告に憤っていて、「ちゃんと捜査してください」と警察に要請している人も少なく無いのだが、肝心のavex が被害届を出さないので、警察も動けないのだそうだ(これをどう解釈するかは読んだ人次第ですが)
 最後に、これは2ちゃんねるvs avexの権益争いではなく、フォークロアを伝承する不特定多数とそれを私的に独占しようとする側との争いだということです。
 単純に「(あの殺人予告や犯罪予告で有名な)2ちゃんねるvs浜崎あゆみ等の所属するavex」という図ではないことを、よく理解してください。
 

----追記 10/05----
2件めの殺害予告がavexグループ会社の回線からの書き込み、という情報は、どうやらUSENとプロバイダ契約をしているところ、ということのようです。被害届は現時点で「既に出ている」という情報と「(未だに)出すことを検討中」という情報とが錯綜しているため、なんとも言えません。というわけで、自演説はとりあえずナシですね。
ただ、そうなると、USENから警察の方にログを提出してもらうなりなんなりすればわりと簡単に書き込み者が特定できるような気がする。
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by quix-que | 2005-10-04 16:35 | どっちかというと外の話

頑張れたいぞうタンwwwwwwwww

<杉村太蔵議員>目が充血、神妙に反省会見 党本部で | Excite エキサイト : ニュース
いやまあ、最初はなんて馬鹿なんだろうかとか思ったのだけれど。

よく考えると、というか本当はあんまり考えなくてもみんなわかっててでも口にすることはいけないみたいに思っていたことなんだけど、自民党の議員なんて、ほんのヒトニギリ以外は「数合わせ要員」以外の何ものでもないわけで。特にこのたいぞうタンは、比例単独候補、つまりどこかの地盤の意思を代表するものとして国会に送り込まれたわけじゃなくて、本当に頭のてっぺんから爪先にいたるまで単なる「数合わせ要員」としての国会議員なわけで。でもってその、政治的に意味のある活動ができるわけでもないし本人にもその意思があるとも思えないこういうヒトが国会議員になって、しかも「まっ先に調べた」歳費の額で大喜びし、通信費が一ヶ月100万円と聞いて「一月ですよ?どうやってそんなに使えるんでしょうね」と不思議がりながらもやっぱり大金で大喜びする、という図って、みんな本音では思ってても言わない、「国会議員ってロクに仕事しなくても税金から大金をもらえる」っていうのがあらためてイヤというほどあからさまになったわけで、ある意味面白いじゃん、と思う。
(もちろん、ほとんど皮肉というか嫌味で言っている)

だってさ。元財務官僚の片山ナントカさんと、元教授の猪口ナントカさんはともかく、あとの「刺客」とかいわれてた人たちだって、実はろくすっぽ政策なんてもってないよ。とくにあの佐藤ナントカさんって経済評論家の人、当選した後のテレビの討論番組で個別具体的な政治課題についての意見や見解を聞かれると、「スタンスを明確にして」とか「ビジョンをはっきり示して」とかしか言わない、というか言えない。その明確にすべきスタンスはどういうもので、はっきり示すべきビジョンがどういうものなのか、その具体的な中身を質問されてるっていうのに。料理研究科のナントカさん(もう名前さえ思い出せない)に至ってはもう、「朝食は基本ですから」とかいいながら「今朝はヨーグルトです」って何それ意味不明だよ。
もうなんか、こういう人たちを国会に送り込んで議席増えたって喜んでる自民党って、なんてフトコロが深い(もちろん嫌味だ)政党なんでしょ、と思う。
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by quix-que | 2005-09-28 14:43 | どっちかというと外の話


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