こんな人がトップにいて取って代わる人がいないのがこの国の悲劇

 アメリカの大統領選挙も結構あっさりカタがついてしまって、しかも今回は選挙人の数のみならず得票数でもブッシュの方が上だったという結果が出たところで、アメリカではなくこの国の話。
 どうにもこうにも嫌な感じがしてたまらないのは、香田くんの事件にあたってこの国の首相が取った態度だ。
 まず一報が入ったときの小泉の言葉は「テロには屈しない、要求には従わない」というものだった。その結論自体は、それだけを取り出せば決して間違いではないのだろう(私もテロリストの要求をホイホイ呑むような人がリーダーに相応しいとは思わない)。しかし、「取り付く島もない」「交渉の余地はこれっぽっちもない」という、つまり最初から「香田くんが死んでも一向に構わない」という態度丸出しだったのは、国の最高責任者として、国民の生命と財産を守る仕事をしている人としていかがなものかと思う。
 そして残念ながら香田くんが遺体で見つかったとき、記者に対して胸を張って「決断は間違ってなかった。最善を尽くした」と言っていた。どうしてそんな時に胸が張れるのか、この人の神経を私は理解できないし、理解したいとも思わない。なんかどうも小泉の頭の中には、

犠牲者を出してもテロに屈しない俺様カコ(゚∀゚)イイ!

みたいなものがあるんじゃなかろうかとさえ思ってしまう。
 アンマンに行ったナントカいう副大臣も酷い。48時間の期限について記者に質問された時の答えは「日本政府に対して犯人から正式にそういう要求があったわけじゃないので、こちらとしてはこちらのペースで解決への糸口を探していく」だった。どこの世の中に政府に対して正式な外交文書で要求を送りつけるテロリストがいるんだよっ!。そうやって糸口とか根まわしとかやってる間に事態はどんどん進んで行ってしまったのに。なんか最初からやる気なさそうだったよねあの人。きっと内心では「なんでこんな馬鹿な若造ひとりのためにこの私が中東くんだりまで来なければならないんだ」って思ってたよ。
 
 で、ついでにアメリカ大統領選挙についてもちょっとだけ言及すれば。
 ボーリング フォー コロンバインについて何日か前にちょっと触れたけど、あの映画が描きたかったことは、外敵の脅威をことさらに言い立てることで結束を計るというやりかたでは永遠に平和は来ないということだと思う。ケリー候補の応援演説でクリントンがそのへんにも言及していたけど、人々を平和へと導くのは脅威ではなく希望でしょう。確かに今の世界の中は希望で平和がやってくると言えるほど暢気なものじゃないけれど、果たしてイラクは本当にアメリカにとって脅威だったのか?ソマリアはどうだったのか?アメリカが「脅威」であると勝手に認定して攻撃して、っていうのを許しておいたら戦場は広がる一方なんですけど。どうやらあの国、次は北朝鮮かイランを攻撃するつもりでいるみたいだし。
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by quix-que | 2004-11-04 14:58 | どっちかというと外の話


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