情緒的でバカな意見の典型をたくさん見る今日このごろ。

 小泉を部分的にでも支持する声の少なからぬ割合を占めているのが、「小泉さんは軸がブレない」「初志を貫くところがすごい」とかいうシロモノだ。ひとことどうしても言いたい。

あんたたち、ばか?



 前に若貴騒動のときにもどこかに書いたけど、どうも「主張する内容」よりも「態度」のほうに重きをおいて評価を下す人が多すぎるように思う。
 軸がブレていないこと自体は別に悪いことじゃないけど、わざわざ高く評価するほどのことではないと思う。その軸がどこにあるかという事こそが問題の本質であると考え評価を下すのが当然なのに、そこへの評価をさておいて「ブレない」ことをもってして「立派」だとか「支持する」とかいう判断を下すのは、まったくもってマトモな知性を持った人の考えることだとは思えない。それこそ感情に左右された、情緒的なものの見方でしょ。

 というか、そもそもコイズミは、「公約を守らないことなんてたいした問題じゃない」って国会で堂々と言っちゃうような人間だぜ。いいのか?そんなに簡単に誤摩化されて。軸がブレないのは確固たる信念だからだ、なんてあまりに単純すぎるものの見方だと思うが。

 だいたいがさぁ、民主主義がベターな政治システムとして今日まで存在しているのは、「多数意見が反対意見を取り入れて改善していくことでより反対の少ないものを模索していく」というフィードバックが働いていたから、妙な方向へつっぱしることにブレーキをかけることができ、多くの人にとってまあまあ受け入れることのできる政策をとることになったからなわけで、その結果として軸がブレることは「仕方のないこと」ではなくてむしろ「望ましいこと」な筈なんだが。
 コイズミの手法っていうのは、軸に固執して反対意見を排除しまわりをイエスマンで固めるという、民主主義の名に値しないやりかたなわけでしょ。腐っていく組織の典型的な末期症状だと思うが、それって。腐るのが自民党だけならばまだマシだけれど、「軸がブレない」なんてばかばかしい理由で支持をする国民が増えて絶対多数派になっちゃったりしたならば、腐るのはこの国なんだぞ。
 それでもよければコイズミに投票してくれ、好きなだけ。
 でもって、トラックバック投票であるが。予測よりも早く、すでに人口減少が始まりつつある。人口が増えることがいいことなのかというとそれはそれで別の問題が沢山あるわけなのだけれど、量的な規模が縮小傾向にある社会っていうのはそれだけでものすごく恐怖なのだ。
 やっぱり、日本みたいな人的資源に依存した国においては、大きな政府で高福祉高負担社会の方がベターな選択なんじゃないのかなぁ、とあらたに思い始めた今日であったのでした。

追記11/06
「改革ファシズムを止めるブロガー同盟」の主旨におおむね賛同したので、ここに参加を表明させていただくことにしました。

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by quix-que | 2005-09-11 15:50 | どっちかというと外の話


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