傭兵という人生、職業軍人という生き方

<イラク邦人拘束>「一喜一憂しない」 斎藤さんの弟会見 | Excite エキサイト : ニュース
 弟さんのインタビューで一番印象的だった言葉は、「兄を誇りには思うが、尊敬はできない」というもの。その言葉を聞けば、お兄さんの方もきっと弟さんを誇りに思うに違いない。それくらい強い言葉だった。

 戦いの場に自らをおき、生まれた国からも家族からも離れて、人は何を求めて生きるんだろうか。傭兵の報酬は日当で6万〜10数万だという。高いようで、危険度を考えると全然多くはない報酬。そんな仕事を選ぶのは、いったいどのような動機からなのだろう。

 職業軍人という生き方を、私は否定はしない。軍人の仕事を「敵を殺すこと」だという人がいるが、それは違う。軍の仕事/戦闘の目的は「守るべきものを守り、敵対者の抵抗力を奪うこと」であり、殺すことそれ自体が目的なのではない。
 傭兵はどうなのか。相手の抵抗力を奪うことが目的である、という点においては同じことだろう。では、守るべきものとは?私にはわからない。わからないが、否定はしたくないと思う。尊敬はできない。しかし、自ら進んでそういう生き方を選んだ人の意志は尊重されなければならないと思う。

 どうも「傭兵」とか「職業としての軍人」とかにアレルギーでもあるのか、彼の所属を「セキュリティ会社」と呼んだり彼を一般の民間人みたいに扱って、「人質として拉致された」という表現があるけれど、齋藤さんは傭兵であり、プロの軍人である。民間人ではない。彼を人質にとって日本政府をどうこうしようとは、おそらく誰も考えてないと思う。彼自身にとっても、捕虜として捕らわれ、戦闘の中で命を落とすことは(死にたいと望んでいるのではないだろうが)ある意味本望なのではないだろうか。逆に言えば、「拉致された人質」扱いをすることは、彼を侮辱することになりはしないのだろうか。
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by quix-que | 2005-05-13 20:45 | どっちかというと外の話


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